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2019/08/23

表情と質感






表情・質感のある材料が好きです。

その色味や、自然光の反射具合、ぼやけ方。
ふわりとした柔らかな光に包まれるような空間をデザインしたいと常々考えています。


この頃、築60~70年くらいの建物現況調査に行くことがあります。
建主さんは当然80歳を超える方ばかりで、調査の合間に当時の話をしてくれたり
良い建物の見分け方や、職人技が光る部分を教えてくれたりします。
もちろん建物に愛着を持っているから、メンテナンスが行き届いており
より深い味わいのある表情になっています。







昨今は建物の機能や性能だけに焦点が当てられがちです。
しかしそれだけでは建物はただの道具です。
より新しくて、性能の良い道具が出てこれば途端に愛着をなくしてしまします。

80歳になっても愛着の持てる、誇れる建物を設計すべきと考えます。
そんな建物こそが、本当の意味で長く使える建物なのでしょう。

耐震等級、断熱等性能等級、劣化対策等級などいろいろありますが
【全くもってそんなことは当たり前の事】として、
新しい、いや元々ある価値観を再考してみてはどうでしょうか?


写真は全て富士山世界遺産センターにある挟土秀平氏による左官造形作品。
左官は楽しい。土の表情をいろいろ試したい。

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