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PCの写真を整理していたら懐かしい写真が出てきました。
これは私が設計事務所に入ってすぐの頃に設計させてもらったもの。
わずか三畳程の大きさの子供部屋に机とベッドを考えて欲しいというものでした。
出来合いの家具ではどうも部屋にしっくりこないという怖いコメント付きで…。
はっきり言って予算の振り分けどころか、右も左もわからない状態、
デザインの理想と現実のギャップに戸惑いながらの設計であったと記憶しています。
思い出せる限りで、考えていた事を書き出してみると、
- 部屋の静けさを邪魔しないこと、家具が部屋を圧迫しないようにすること。
- 素材をホワイトバーチ合板のみに限定する。金物等は使用せず色を増やさない。
- 家具自体の収納力を確保する。
この三点が軸になっていたように思います。
ホワイトバーチ合板は、フィンランドではトラックの床などに使われるような材料で
薄くても十分な強度と耐久性が確保でき、積層小口が綺麗で線が細く、
なおかつ化粧表面が主張しすぎない木目であるという理由から使用しました。
机の天板を除く全ての材料は厚さ15mmのホワイトバーチ合板で作られています。
納品施工後、しばらくして『すぐに部屋に馴染んで楽しそうに使っている』と言って頂けましたが
嬉しさや達成感よりも、ホッとした気持ちの方が強かったような。
そしてこの仕事で始めて【設計料】を頂いたのでした。感謝!感激!
こうした小さな仕事一つであっても、生活に何かしらの豊かさを提案できる、
そんな設計を続けていけたらと思います。初心忘るべからず!
そんな設計を続けていけたらと思います。初心忘るべからず!



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